スタッフブログ
大阪市東淀川区W様邸の劣化した基礎の補強を行いました
田中
こんにちわ!
キズナファミリーホーム株式会社です。
本日は田中一成からお送りいたします。
前回外壁塗装を行ったW様邸の劣化した基礎の補強を行いました。
外壁塗装時の現場調査にて発見した基礎の割れ。
東淀川区のW様邸
木造住宅 2階建て 築年数 36年 お問い合わせ内容 そろそろ外壁塗装を検討していて、検索しているとブログを読んでいたところ、塗装しないと雨漏りなどの影響があるのが知らなく、施工中の写真など見て、問合せしました。 |
地震による基礎のクラックが発見でき、かなりの基礎の構造クラックが生じていました。
この規模の、クラックは構造クラックと言います。 0.3㎜以上のクラックは内部に雨水などの水分を浸透させます。この規模のクラックはすぐに対応した方がいいのです。
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基礎にクラックなぜ補修しないといけないのか
クラックにより、基礎内部に雨水(水分)が浸透すると、中性化が進みます。
中性化とは?
コンクリートの成分のセメント成分コンクリート打設直後は強いアルカリ性です。アルカリの性質により基礎の内部にある鉄筋の腐食を防いでいます。しかし排気ガスや酸性雨、潮風などの塩害や酸性雨の酸性がコンクリートの表面からアルカリ性と酸性の中性化が起こりコンクリートが水分などを吸って吐いてを繰り返し、手で触ったり、見ただけで白くなっています。それが白化現象です。また中性化が進むとコンクリート中心の鉄筋まで到達すると鉄筋が急激に腐食を起こし、腐食から膨張し始め内部から崩壊します。建築士などの間では爆裂現象とも呼んでいます。それがひび割れ(クラック)につながります。
またコンクリートの寿命というのは中性化が内部までに及ぶ年数が約30年~40年といわれています。
耐震性に影響してくるクラックの幅が0.3mm以上が影響してきます。
大型地震の際、最悪倒壊の確立が高くなります。
お住いの傾きがあるのなら早めに対応される事をおすすめします。
・建具の開け閉めがやりにくくなった。床が傾いている。サッシを見ると傾いているなど。
W様邸の床下の写真になります。
やはり内部にもクラックがあり、基礎に白華現象もみられました、白華現象は中性化が進むと、アルカリ性が表面に浮き出てきて、白くなる事をいいます。(触ると粉が手に付着します) 基礎のクラックからお住いの傾きに繋がり、柱や梁といった、住宅の構造に影響を与えます。 |
その為、耐久性が低くなり、地震の際に柱が抜け、倒壊の恐れがあるのです。
新築では基礎や、お住いの構造上、構造に金具を取り付けている為抜けることを想定し、改善されてきました。
しかし、阪神淡路大震災以前(1995年)のお住いでは、金具の取付など、建築法がまだ改定される前のお住いには使用されていない事が多いです。
しかし、基礎の工事はかなり大掛かりの工事ばかり、建て替えや、増し基礎(1階の床をすべて剥がす)1階の改装工事。と約200万~1500万と大掛かりの工事、さすがに目に見えない箇所でここまで出せないが、地震は恐いと心配される方も居てます。
そこで基礎補強工事ハイブリッド工法です。詳しくはこちらをクリック
タックダインというエポキシ樹脂とアラミド繊維の強化繊維の施工
公共施設の高速道路の橋桁やトンネルの老朽化補修の工事など国が補強している施工になります。
この施工の補強工の職人さんが、個人宅も施工しています。しかし、一般の工務店、大工さんはこの施工が出来ません。 その為、基礎補強工を探さないとこの施工はできないのです。
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この基礎補強工事は、現状の劣化した基礎の表面強度を約7倍強くし、クラック(ひび割れ箇所)をこれ以上広がらない様にできます。
この補強なら低コストで施工出来ます。現状維持する施工なので、将来的にお子さんなど、お住いを後を継いでいく方が居られるなら、上記の建て替え、増し基礎をおすすめします。
建て替えや、増し基礎は新たに基礎を打設する為、耐震工事の基準値を新築同様にできます。
しかし、あと住むのが私たちだけで、そんな大金出したくないが、地震は心配される方におすすめです。
施工の様子
まず基礎補強工事は床を剥がしません。
キッチンや、廊下にある、点検口から床下に入り施工します。 ここから中に職人さんが入り、施工します。 施工する前に、点検口付近の床、家財、通路に養生を行います。養生は、お住いに汚れなど付かないようにする。シートやテープになります。 |
阪神淡路大震災後の住宅では点検口の設置は義務付けになっております。
住んでる方でも、お住いの確認ができる様に設置しております。
皆様も年に1回は確認してあげましょう。排水漏れやガス漏れの早期発見に繋がります。
それか、プロによる家屋診断がおすすめです。家屋診断や、耐震診断もこの点検口から確認します。
施工中の写真になります。
グレーの箇所が補強樹脂の下地剤になります。 黄色いシートが強化繊維で鉄筋の代わりとなります。 強化繊維の強度は鉄筋の約7倍となります。 そして上剤の強化樹脂を施工していきます。 |
こちらが上塗り後になります。
基礎補強を基礎の四隅をすべて補強していきます。 これで、これ以上クラック(ひび割れ)を広げず、クラックの発生を抑えます。
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そして外の酷かったクラック箇所も施工を行います。
この上に上剤を塗り施工完了です。
皆様のお住いも事前のメンテナンスを!!
いきなり起こるお住いのトラブルは未然に防ぐことが出来る為、安心安全に住まいライフを過ごせます。
お住いも人間、車と同じ、定期的な点検、メンテナンスで、病気、故障個所が早期発見できる様に、お住いも早めな点検、メンテナンスで被害を抑えれます。
お気軽にキズナファミリーホームにお問い合わせください。
お住いのホームドック、雨漏れ点検、お見積もりを無料で実施しております。