小坂
大阪市旭区で基礎補強工事の現場確認にやって来ました。
小坂
大阪市旭区で基礎補強工事の現場確認にやって来ました。
養生の確認をし、施工に入ります。
皆様は強化繊維とはご存じでしょうか??
コンクリート構造物補修、補強材 アラミド繊維 アラミドクロス
コンクリート構造物の補強材アラミドクロス。
アラミドクロスは高強度、高弾性のアラミド繊維を編み込んだクロスになります。
コンクリートの表面にクロスをエポキシ樹脂(ダックダインや、パワーアラスト)
といった樹脂で含浸させながら張り付ける事により、
既存のコンクリート構造物を補強、補修する事ができます。また鋼構造物や、木構造物にも使用されています。
アラミド繊維の特性
アラミド繊維は、1960年代に登場した、スーパー繊維で、3大合成繊維の1つナイロンと同じポリアミド(アミド結合によってできたポリマー)です。
しかし、ナイロンの脂肪族ポリアミドとは異なり、アラミド繊維の化学構造は芳香族ポリアミドです。そこで米連邦通商委員会(FTC)が、1974年にナイロンと区別してアラミドという一般名を与え1977年に国際標準機構(ISO)にも人造繊維の分別名称としています。
アラミド繊維は、多く優れた特徴をもち、タイヤの補強材、光ケーブルの補強材、プリント基板、防弾チョッキなど生活に使用され必要不可欠な繊維とされ、建設分野でも幅広く用いられています。
タイヤ補強にて高速走行で熱を持ったタイヤの変形を抑える事に成功。
アラミドクロスの特徴
①高強度 引張強度(2,060N/mm²)は鋼材(SS400)の約5倍の高強度になります。
②軽量 重量は鋼材の約5分の1と、軽量なため補強による自重増加がほとんどない
③高耐久 錆びず、耐水性、耐熱性にも優れています。
④しなやか 衣類用繊維と同等のしなやかさがあります。
⑤非導電 非磁性 電気を通さない、磁化しないので、駅や鉄道トンネルの補強にも使用されています
⑥衝撃によく耐えます 衝撃に強いので、防災分野に最適
⑦樹脂がよく含浸します 樹脂が確実に含浸できるので、FRPとしての信用性が向上
アラミドクロス(アラミド繊維)の用途
・橋桁(はしげた)、高架柱(こうかはしら)、建物の柱や基礎などの耐震補強。
⇑このように公共施設の施工で使用されています。(橋桁)
・荷重増加に伴う床版(ゆかばん)、梁(はり)、カルバートなどの補強。
・衝撃荷重を受けるシェッドの柱、梁などの補強
・コンクリート劣化対策としての橋梁上下部工、トンネル覆工、建物の外壁、浅橋などの補強
⇑トンネルの施工の様子になります。
・鋼構造、木構造の補修、補強 などといった用途に使用されています。
⇑基礎補強に施工の様子になります。下地を塗り、強化繊維を張り終えた現場の写真になります。
アラミドクロスは
米国デュポン社によって開発されたアラミド繊維で、現在ではいろいろな分野で使用されています。 宇宙船や、航空機の部材、防弾チョッキ、消防防火服と、またその使用されている物ははかなり身近なものから、高速道路の橋桁や、トンネル、駅といった公共施設まで、そのアラミドクロスの特徴から、建築分野の補強に大いに使用され建造物は守られています。
また引張強度は鉄の約7倍もあり、高強度、高弾性に優れ、亀裂、ひび割れしたコンクリートにアラミド繊維(アラミドクロス)張り付ける際に使用する基礎補強材(タックダイン)エポキシ樹脂と、とても相性が良く、ハイブリット工法で強靭な補修、補強が可能となりました!!
大阪市旭区の基礎補強の現場の写真です。 仕上げに強化剤を施工した後になります。
大阪市旭区での基礎補強工事の現場確認でした。