新着情報
大阪市北区T様邸にて基礎補強工事の施工に来ました。
新着情報
こんにちは、キズナファミリーホームです。
今回は大阪市北区T様邸の基礎補強工事の現場確認にやって来ました。
前回の記事⇒現場調査の様子はこちらをクリック
基礎補強工事⇒詳しい記事はこちらをクリック
弊社では必ず現場の着工日に現場調査から日にちが過ぎている為、
基礎の割れや進行を確認をし施工する職人さんと現場を見て、抜けの無いように確認を怠りません。
工事の前にしっかりと職人との打ち合わせを行い、丁寧な仕事を行っています。
⇑現場調査時の白華現象
⇑水染みによる木腐れ箇所、クラック箇所の共有
基礎の劣化がよく見られ、築年数が経つと経年劣化が生じてしまいます。
やはり日本住宅の多くは木造住宅になり、構造上基礎が重要になってきます。
基礎は見えない箇所になりますが、住宅の荷重をすべて受けて、地盤に伝えている部分になります。
しかし、基礎を気にしている方は少ないのですが、耐震など気にしている方がよくいています。
耐震診断でも基礎の項目がございます。基礎のコンクリートの強度や、クラック(ひび割れ)や鉄筋の有無など。
今回の大阪市北区T様邸での基礎コンクリートの劣化での中性化がありました。
コンクリートの劣化には様々な要因によって引き起こされます。
主要な要因として挙げられるのがコンクリートの中性化による劣化です。
中性化とは?
基礎コンクリート打設時から年数が経つと長年の雨風や排気ガスなどの塩害によってコンクリートの中心部に向かって雨水などが浸透してコンクリ―トの成分アルカリ性が酸性になっていく現象を中性化と言います。
中性化したらどうなる??
基礎コンクリートには鉄筋が入っている鉄筋コンクリートと
鉄筋が入っていない基礎の無筋コンクリ―トがあります。
鉄筋コンクリートの場合
基礎コンクリートの成分アルカリ性の特質により、鉄筋の腐食から守るという役割があります。
しかし中性化が進行するとそのアルカリ成分から酸性に近づいていき、内部の鉄筋(鉄)を錆びさせ、腐食していきます。鉄は錆びると体積が増えていき膨張するという特質があり、基礎コンクリート内部で膨張し、回りのコンクリートを崩壊、剥離させていきます。
⇑表で表すとこんな状況です
実際の酷い例がこちらになります。
無筋基礎の場合。
無筋基礎の築年数はかなり経っています。建築基準での改定前の住宅になります。
約40年前の住宅でよく見られる鉄筋が入っていない基礎になります。鉄筋が入っていないため、基礎自体の強度が低く、中性化が発生しているとクラック(ひび割れ)が地震での揺れで広がり、住宅の荷重を支えきれなくなり倒壊に繋がります。
鉄筋が入っているか検査し補強工事は行います。ここまでひどいクラックなら目視できますが。
今回の現場の施工の様子になります。
⇓
基礎に下地の補強樹脂を塗り、強化繊維を張り付けています。
下地の補強樹脂で弱った基礎の成分を補強し、鉄筋の代わりのアラミド繊維で補強し、
これでクラックが広がらない様になります。
先ほどの下地剤と強化繊維の上に仕上げ剤を施工
この仕上げ剤で元々の基礎の表面強度を約7倍強くなります!!
水染みの影響で木腐れしていた箇所を木材用の補強樹脂のエポキシ樹脂を使用。
これで木腐れ箇所の強度を高め、これ以上水染みを抑えます。
水漏れ箇所の工事も行います。基礎の補強を外周の基礎をすべて補強し、強度を高めます。
これで基礎補強工事の施工は完了になります。
またこの施工はなんと一日でで施工できるため、1階が使えない日もなく生活しながら工事が出来ます。
次回は水染みの原因 浴室タイルの張替え工事の様子になります。
皆様も基礎のクラックや外壁の割れなど見つけた際はお気軽に相談してください。
気になられましたらはこちら
お電話は0120-315-227まで!!