小坂
大阪府交野市で外構の補強工事の現場確認に来ました。
小坂
大阪府交野市で外構の補強工事の現場確認に来ました。
外構や、基礎の補強にするにあたり、コンクリ―ト補強剤を使用します。
エポキシ樹脂(タックダイン)と強化繊維(アラミド繊維)を組み合わせた、ハイブリッド工法で施工していきます
エポキシ樹脂とは??
エポキシ樹脂は分子内にエポキシ基を有する化合物の総称で1930年にスイスで歯科材料用として開発されました。
使用目的に応じて硬化剤との組み合わせを変更する事で、接着性や耐熱性などの様々な物性を持つことが可能で、硬化速度の調整や優れた耐久性、水の中での硬化など多くの工業的な有用性が認識され、現在では接着剤のみならず、塗料や電子部品、複合素材、土木造建築等の幅広い分野で使用されています。
エポキシ樹脂の用途
工業用の接着剤を始め、グラウト材におけるエポキシ樹脂の可能性を注目され、大型機械基礎を始め
道路、鉄道、ダム、建造物等のコンクリート建造物の補修や補強に用いられています。
と様々な分野で使用されている、エポキシ樹脂。
・電気製品の絶縁剤
エポキシ樹脂は、優れた電気絶縁性を活かして、電気を通さない部分が必要な電子部品の素材として多く用いられています。例えば、プリント回路基板、ハイブリット基盤、トランジスタ、集積回路といった電子回路に使用されています。
・塗料 コーティング
塗料やコーティング材料として使用される際に、エポキシ樹脂の特性である耐水性や耐腐食性といった性能が活かされます。また耐油、耐薬品性にも優れており、摩耗にもよく耐えることから清潔に保ちやすいという特徴がある為、化学工場や、搾乳所、食品加工工場や病院の手術室などにも使用されています。
・接着剤
エポキシ樹脂の接着剤は、金属、ガラス、陶磁器、石などほかの接着剤では強度が得られないような材質にも接着することができ、特に軽金属に対してはかなりの強力な接着力があり、リベットによる接合よりも大きな強度を得ることができます。このような特性からエポキシ樹脂の接着剤は工業用接着剤として、様々な製品の組み立て、接着に使用されています。
・土木建築
エポキシ樹脂は、コンクリートの劣化補修や、道路舗装、建物の床材などの、土木、建築用途としても使用されます。コンクリート補修では耐候性が強化されたエポキシ樹脂が使われます。(タックダインやパワーアラストなど)
またコンクリート補修方法には、ひび割れ部分にエポキシ樹脂配合(パワーアラスト)の溶剤を注入し、コンクリート基礎や、外構の壁などにエポキシ樹脂(タックダイン)などを塗り、アラミド繊維(強化繊維)で引張強度を高め、強化材のエポキシ樹脂(タックダイン)を使用し、補修、補強をするといった方法があり、どれもエポキシ樹脂の接着性の良さを活かして行われています。
エポキシ樹脂のメリット、デメリット
・メリット
エポキシ塗料は耐久性、耐水性に優れています。接着力も強く、特に金属やガラス、木材への付着が強い事が特徴です。しかしゴムやナイロン、軟質塩化ビニールは溶剤で溶かしてしまうため、使用できません。また、エポキシ樹脂には耐溶剤性という性質を持っており、物質が溶剤に浸っている状態でも、変形、変化しにくいです。そのため、エポキシ塗料は物を溶かす薬剤(硫酸や塩酸など)に強いというメリットもあります。さらに、エポキシ樹脂には耐食性があり、水分を通さないことはもちろんのこと、酸素を通さない性質がある為錆びなどの、腐食を防ぐメリットがあります。この特性を活かして、海水にさらされる船や釣り竿などに使われています。
・デメリット
優れた性質を持つエポキシ樹脂ですが、デメリットもあります。それは紫外線に弱い所です。エポキシ塗料の塗装面に紫外線が当たると短期間で劣化してしまいます。その為太陽光などが当たる場所に利用する場合は紫外線に強いトップコートを塗装する必要があります。
大阪府交野市で外構の補強工事の現場確認でした。