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大津市で基礎巾木のひび割れで現場調査、正しいひび割れ補修とは?
佐藤
こんにちは!キズナファミリーホームです!
今回は滋賀県大津市で基礎の表面の割れによる剥離で現場調査とお見積り依頼でお伺いしました。
基礎コンクリートの割れでの住宅に影響する事例を解説していきます。
基礎の表面剥離で補修依頼、基礎コンクリートの老朽化と影響について
基礎の構造クラックについて
基礎や外壁のひび割れ(クラック)には、危険度合いがひび割れの幅、深さによって変わってしまいます。
ひび割れ幅0.3㎜以上、深さ4㎜を超えると構造クラックと言います。
構造クラックになると、そのひび割れから雨水を吸い込み構造への影響を与えてしまう為、
緊急性の高い損傷となります。
それでは、基礎の簡単な知識と劣化症状、補修方法について解説していきます。
現在の基礎の知識
ベタ基礎
現在の新築は住宅を支えるコンクリートが床下全体で支えているのがベタ基礎といいます。
過去の大地震後に改良され現在の床下全体で住宅を支える、コンクリートの内部には鉄筋を入れ強度を高める。
土壌(地面)からの湿気から守る。
住宅の構造をすべて支える大切な箇所なのです。
しかし1952年から1995年の住宅には布基礎が主流でした。
建築法が大地震の度に改定され、現在の耐震性が生まれました。
※過去の無筋コンクリート基礎の耐震性は震度5から震度6程なら耐えれるほどでした。
布基礎
布基礎は床下の地面が見えている形状の住宅です。
住宅の外周をコンクリートの壁で住宅を支えていました。
しかし欠点が発見されました。
地の湿気の逃げ場所が無く湿気の影響で木材が腐ってしまうのです
元々お住いの土地が池や田んぼの埋め立て地だった場合は湿気が発生している場合があります。
そして基礎や住宅に必要不可欠なコンクリート。
実は強度が高く更に鉄筋を入れた鉄筋コンクリートにも耐用年数が存在します。
耐用年数は約40年言われています。
※コンクリートで使用しているセメントの成分(アルカリ性)が雨や排気ガスなどの吸収し中性化する為。
中性化すると内部の鉄筋が腐食により、サビてしまい内部からの崩壊が始まってしまいます。
こちらが崩壊した基礎になります。
中の鉄筋がサビてしまっていますね。
コンクリートが中性化すると耐腐食性が低下する為です。
基礎の老朽化現象
また地震などで地面などひび割れているのは見たことはありませんか?
基礎も地震や、幹線道路沿いの住宅では揺れの影響でひび割れ(クラック)が発生し、
内部の劣化に繋がってしまいます。
そういった基礎の補強には、増し基礎(布基礎からベタ基礎)や建て替えの方法しかありませんでした。
どちらの工事も大掛かりな工事で、増し基礎は1階改装工事。 建て替えはお住いを新しくします。
工事中はどちらも工事期間中は引っ越ししないといけません。
基礎強度は必ず高まりますし、後継ぎが居てるなら必ずした方がいい工事です。
※日本家屋の平均寿命は約30年と言われる原因は、こうした対策を行わないからかもしれません
基礎のひび割れや剝離は補修(左官)などを検討されている方が居てると思いますが、
補修は表面上は綺麗になりますが、劣化の進行を阻止しているわけではありません。
コンクリートのひび割れ箇所を補修するし、ひび割れを無くす方法は様々ありますが、
現在破損しているとこは補修できますが、また違う箇所が破損するリスクがあります。
その破損原因は、ひび割れだけではありません。
基礎の劣化 白華現象 中性化
実は基礎(鉄筋コンクリート)はひび割れしていなくても経年劣化が存在します。
それが白華現象、中性化現象です。
基礎に雨水(酸性)、排気ガスなどの影響で基礎の成分が変化してしまう現象です。
簡単に言えば栄養素が無くなり始めているのです。
雨水などの酸性が基礎のセメント成分(アルカリ性)を中性化(酸性に近づける)現象です。
内部の鉄筋が錆びないようにセメントのアルカリ性でコーティングし錆防止をしています。
※アルカリ性は鉄などの酸化を防ぐ機能があります。
また基礎が完全に中性化するのが約40年と言われています。
中性化現象やひび割れを放置すると?
基礎が弱ると住宅の荷重を支えれなくなり、構造(柱や梁)のズレが発生し、住宅のズレや建具(ドアや窓)等のズレ、建付けに影響してきます。
またひび割れ箇所が貫通もしくは外壁へのクラックが生じてしまうと、内部に水が入り込んでしまい、木材の腐食や雨漏れの原因となります。
基礎の劣化は気付かないものですがか、基礎の劣化は放置してはいけません。基礎のクラック等がある場合は基礎の補強が必要となります!
熊本地震では、地震が来ても倒壊しないと言われていた築10年程の耐震等級2の住宅が倒壊し、衝撃を与えました。
その為耐震等級の見直しがされ現在では、耐震等級3以上の新築を建てられる方が多くいらっしゃいます。
基礎はベタ基礎で50年~60年で耐用年数が訪れ、布基礎は30年~40年で耐用年数が訪れます。
そんな基礎ですが、上記にもあった通りのひび割れ(クラック)や白華現象など発生していると、劣化の進行が進んでいます。
基礎の補修はひび割れなどを直すのですが、それだけでは基礎自体は劣化している状態の為進行し続けます。
その為様々な補修方法がありますので、お気軽にご相談下さい。
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しかし日本では実家を継ぐという事はかなり少ないです。
よく聞く話が、自分たちがこの家に生きてる間住めたらいいという言葉です。
しかし基礎が弱くなっていると地震に対する不安があります。
今回行う基礎補強工事は、お住いの床下からの施工でアラミド繊維(防弾チョッキなどで使用されている繊維)
とエポキシ樹脂でハイブリット工法による施工です。
基礎補強工事 養生作業
アラミド繊維と補強樹脂を使用した基礎補強工事では、床材を解体せずお住まいの
点検口及び畳の部屋から施工致します。そのためその他基礎工事よりも工期、費用が抑える事が可能です。
また工期も約1日~3日と在宅中に施工が可能です。
また鉄筋の代わりに防弾チョッキや、飛行機の内部にも使用されているアラミド繊維シートと、
エポキシ樹脂とカーボン樹脂の補強材を使用し基礎を補強する為、ミキサー車などの搬入や重機の使用が不要。
その為床材の解体が不要なのですが、床の下で施工する為、どうしても砂埃等が舞う為養生作業で、
大切な家屋への汚れの付着やキズを付けない為に大切な作業になります。
実際の施工の様子
養生作業後、基礎の構造クラックが酷い箇所等がある場合は、下塗り剤を塗布する前に
下地処理と表面処理を実施し施工を開始していきます。※施工現場に変動あり
また施工時に基礎の開口部が狭い場合は人が入れる部分まではつり作業をする場合もあります。
※この際は配管や住宅構造の把握とはつり箇所の指示書を作成します。
下塗り剤をローラーを使用し、塗布していきます。基礎補強の際は床の下では光が無い為ライトを使用します。
皆様はご存知でしょうか?基礎の高さは約30㎝から40㎝でお住まいによってはもっと低い住宅もあります。
人が横になるギリギリなラインですね、そのためこの基礎補強工事を施工する職人さんは、
大工さんでも、工務店でもありません。コンクリート補強工と呼ばれる人たちで行います。
アラミド繊維貼り付け
基礎の横幅を計測し、アラミド繊維シートを裁断し貼り付けていきます。
この際に、シート内に気泡をきちんと抜いて張り付けていきます。
この際に下塗り剤がプライマー代わりになっていますので、時間との勝負です。
上塗り 仕上げ
アラミド繊維シートを張り付けが完了後、補強剤の上剤を塗布します。
上剤にはエポキシ樹脂とカーボン樹脂が配合され、基礎コンクリートの表面強度を高めていきます。
ゴムベラを使用し、隙間が発生しないようにきちんと塗っていきます。
キズナファミリーホームでは工事中の施工写真の小冊子を作成し、お客様にお渡ししております。
基礎工事やリフォーム工事、屋根工事では、普段目に見えない箇所の施工の様子や下地の様子を分かるようにしております。リフォームした表面上は綺麗でも、内部がずさんなら劣化が促進したり、不良が発生してしまいますので、あまり費用が安すぎる施工が危険という事も覚えておいてください。
キズナファミリーホームでは施工後のアフターメンテナンスも実施
そんなお悩みは私たちが必ず解決いたします。
お住いの劣化の原因の追究はもちろん、工事中の確認、現場写真の撮影の徹底。
職人1人1人に、丁寧な仕事、お客様への気遣いを徹底しております。
担当する人々は、しっかり責任を持ち仕事をしていきます。
お問合せを頂いた、すべてのお住いでしっかりと劣化原因、お住いの状況を把握します。
調査報告をその場で共有し、お客様と一緒にお住いのことを知ってもらいます。
その場でお客様にテレビをお借りし、劣化の進行状況の共有をし最善な工事のご提案をさせて頂いております。
実際にお住いの状況をお客様が把握することは、かなり重要です。
弊社では必ず大切なお住いの劣化原因を追究し、劣化、不具合、不満の解消をする為にも、現場調査に力を入れております。
劣化症状をもとに、数通りのご提案をしお客様としっかり打ち合わせを行います。
お見積りを作成するにあたり、お客様のご希望やご予算や手の加え方をわかりやすいようにご説明させていただきます。
お家も同じです!故障個所、劣化箇所の早期発見で最低限の被害、工事で済みます!お気軽にお住いの事ならご相談ください。
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お電話は0120-315-227まで!!