犬走りは、屋根からの雨水の跳ね返りで外壁のへの汚れを付けさせない為に作られました。
雨樋も雨水の流れを誘導させるために、重要な部材ですが実は犬走りには様々な役割があります。

犬走りの役割

・雨水の跳ね返りで外壁の劣化させない　・犬走りへの侵入に気付かせる

しかし様々な理由がありますが、デメリットもあります。
過去の土や砂利の場合は雑草の問題や、土部分の湿りが原因で住宅基礎に影響を与えてしまいます。

こちらが現状の犬走りの写真になります。
通常犬走りの幅は約30cm～40㎝の幅しかない為手入れがかなり厳しくなっていきます。
雑草等が生えやすい環境の犬走りは、このようになってしまいます。

今回のご依頼は、この現状の犬走りをコンクリートにしお手入れをしなくてもいい様にしたい
というご依頼です。現場調査を実施し犬走りの雑草がもたらす悪影響などお伝えいたします。

犬走りの雑草や、植物の繁殖は住宅への影響があります。
植物の根が住宅の外壁や基礎部に侵入していきますし、床の下につるを生やす雑草も居てます。

床下内部に入った雑草の根やつるは雨水を吸い込んだ結果、住宅の構造物の
木材を腐食させたり、水道管や配管を貫通させることもありますし、
床下内部の劣化の進行を進める事があります。

犬走りの雑草での床下への影響とは？

日本の基礎には現在2種類の基礎が存在します。
・ベタ基礎(床下全体がコンクリートで覆われている)
・布基礎(住宅の四隅がコンクリート出来ており、床の下は土になっている)
特に布基礎のお住まいでは、床の下に水分が侵入すると、湿気が発生し木材や基礎の劣化の原因になります。

基礎部分の構造木材(梁や柱)のつなぎ目のズレ等が発生し住宅の全体へのズレの発生が危惧されます。

基礎部に水分が含まれると、コンクリートの成分が
徐々に抜けていき脆くなった結果、基礎のひび割れ(クラック)が発生しやすくなり
地震等の衝撃の際に住宅の荷重が支えきれなく場合も。

犬走りもお手入れが必要ですが、住宅の定期健診は必要です。
お住まいも人間と同様、年数が経つと様々な部分に劣化が現れてきます。
お住まいも約10年に1度は家屋調査を行いましょう！

住宅の劣化も早めに気が付くと手直しで済むこともあります！

お電話は0120-315-227まで！！