前川
大阪市平野区で基礎にひび割れが発生で心配!家屋調査で劣化箇所が判明
前川
こんにちは!キズナファミリーホームです!
今回は大阪府平野区で基礎補強工事の現場調査を行いました
お問合せ内容
基礎に割れが発生しており当ブログを発見しお問合せを頂きました。
たまたま庭の手入れをしているの際に気が付いたそうで心配なので家屋点検をしてほしいとの事でした。
現場詳細
大阪市平野区 A様邸
築年数 37年 お悩み箇所 外基礎のクラック(ひび割れ)への心配 |
基礎補強工事の現場調査の様子をお伝えいたします。
中基礎の調査写真
中基礎の調査写真になります。
外基礎のクラック(ひび割れ)が0.3mm以上のひび割れが発生しており、中基礎の数多くのひび割れ箇所や劣化箇所がありましたので、基礎のひび割れ、劣化症状について家屋調査と共にお伝えしていきます。 |
・基礎のクラック(ひび割れ)
基礎はコンクリート(セメント、砂、水で出来た物)と鉄筋で構成された住宅を支える為の大切な箇所になります。
基礎のクラック(ひび割れ)は地震や地面の揺れ(大型の車の走行や電車の進行)などが原因に繋がります。
基礎のクラック(ひび割れ)には種類があり、幅0.3㎜以下のヘアークラック、幅0.3㎜以上の構造クラックがあります。
・ヘアークラック
幅0.3㎜以下のクラック(ひび割れ)の際はヘアークラックといい、髪の毛の様に細いという意味です。
ヘアークラックの場合はすぐに対処しなければいけないという事は無く、急ぎはしませんが補修が必要。
ひび割れた箇所をそのまま放置していても治る事は無い為、年数が経てばひび割れの幅は広がっていきます。
・構造クラック
幅0.3㎜以上のクラックで、ヘアークラックとは違い早めの補修もしくは改善が必要な症状です。
幅0.3㎜を超えると基礎内部に雨水が侵入し、中にある鉄筋をサビさせ鉄筋の腐食の時に発生する、物質の膨張が始まります。
膨張すると基礎の中からコンクリートを破壊し、基礎の崩壊の原因となります。
基礎コンクリートの白華現象とは?
クラックの写真の際にもありましたが、基礎自体が白く変色しているのはわかりますでしょうか?
この白く変色している箇所の現象を白華現象といいます。
白華現象は表面を触ると手に白い粉が付着しますので、外の基礎でも1度触ってみてください。
白い粉の正体はコンクリートのセメントや砂の劣化により基礎表面に浮き出ているのです。
コンクリート自体はアルカリ性なのですが、外気の排気ガスや雨(水分)により酸性に近づく現象。
中性化現象が原因です。
中性化現象でも内部の鉄筋を長い年月をかけサビ(腐食)させます。
現にコンクリートの老朽化は問題視されています。
各学校や公共施設でのコンクリートの老朽化でのコンクリート落下事故などもこういったコンクリートの劣化が原因です。
コンクリートは頑丈な物ではありますが、定期的なメンテナンスが必要なのです。 |
基礎の劣化は地震や物の衝撃だけではなく、自然の環境下でも劣化は生じます。
雨水や排気ガスの基礎内部の鉄筋の腐食で耐久性が低下しているコンクリートは多く存在します。
この中性化現象で鉄筋がある中枢部に到達するのに約40年と言われています。
日本の家屋が全世界を見ても耐用年数が低いのはこのコンクリートの耐用年数の補修を行わないからなのです。
元々日本では、増し基礎か建て直ししか基礎の補修は出来ませんでした。
その為増し基礎でも高額な工事ですが、見た目はあまり変わらず、建て直しを行う方が多かったのです。
その為日本の建築物は築年数が他国に比べても低いのです。
写真の様に基礎の白華現象が進み、どんな事が家に影響を与えるのか?特に無いのならそのままでもいいのでは?
と思われる方も居てますがかなり住宅に影響を与えます。
※普段は目に見えない箇所の劣化は進行がわからない為。
耐久性が低下している基礎は、住宅の荷重を支えれなくなり地震などの衝撃に耐えれなくなり倒壊など。 |
また床の下からなら普段目に見えない箇所の劣化も確認出来ます。
基礎の劣化は住宅の劣化が進行している可能性がある為
定期的な基礎の点検で劣化箇所の早期発見にも繋がります。
床の合板の劣化は床のきしみの原因や、歪みの原因となります。
床の下の湿気や基礎から雨水が染みわたり腐食させるケースもあります。
劣化した基礎の補強工事についてはこちらをご覧ください。
皆様のお住い、屋根、雨樋の点検はもうお済でしょうか?
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